2016
07.02

自身の価値観を見いだす(人生観の考察)

成功への道

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Last Updated on 2020年3月8日

読了時間: 約 5 分


人生観の考察

人生を豊かに生きるということについて考えを深める旅を続けましょう。

主題にあたる記事で取り上げたように、真の豊かさには4つの側面があると考えます。
具体的には「感情」「価値観」「時間」「貢献」の4つのワードです。

◎この記事の主題◎

今回はこの4つのワードの中で、「価値観」について考察していきたいと思います。

価値観については、「人生の目的」を知り、「理想の自分像」について考え、「自分自身と約束」を交わすという順序で3つのステップに分けて考えます。

 

まずはじめに、価値観という言葉の定義を確認しましょう。

価値観(かちかん、英:sense of values)とは、何に価値があると認めるかに関する考え方。価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となる ものの見方。ものごとを評価・判断するときに基準とする、何にどういう価値がある(何には価値がない)、という判断。

*Wikipediaより引用

ウィキペディア先生をみると、この様に書いてあります。

したがって、価値観を見いだすという事は…
「自分が何にどういう価値を見いだしているか」ということを知るということになります。

ですが、これだけでは漠然としていて掴み所がないため、もう少し掘り下げましょう。
ここで主題である”人生を豊かに生きる”ために、という視点を足して考えてみます。

 

【人生の目的を知る】

どう在れば豊かだと感じられるだろう?
どのようなことに興味があって、何をしている時が幸せだろう?

もっとも自分らしいと感じる時はどんな時だろう?
もっとも自分らしくないと感じる時はどんな時だろう?

チャレンジしてみたかったことはなんだろう?
一切のしがらみが無く、どんなことでもできるとしたら何がしたいだろう?

ビジネスにおいて、本当にしたいことはなんだろう?
プライベートにおいて、本当にしたいことはなんだろう?

まずは、上記の問いかけに思いつくままに書き出します。

書き出す内容は、小さな願望でも壮大な夢であっても良いですので、内容にはケチをつけずに思いつくまま書き出すのがコツです。

なぜなら、このリストは「できるか」「できないか」をまとめたリストではないからです。
「やりたいか」「やりたくないか」という自分の価値をまとめたリストだからです。

こうして書き出したリストは、あなたの人生の目的となるリストと言えます。

 

【理想の自分像を描く】

人生の目的が明確になったら、続いては目的を達成している自分の姿を想像してみます。

「健康」「精神」「知性」「生活」「仕事/貢献」「経済/お金」という6つの切り口で、理想の自分を分析してみてください。

常識や可能性にとらわれずに、思うまま書き出すのがポイントです。
そうすることで、目指すゴールが少しづつ形になっていくと思います。

 

【自分自身との約束】

先の2つでは、自分のやりたいことを理解し、理想の状態を描くことができました。
最後は自分自身との約束をすることです。

今、目的を達成し理想の状態にあるとすれば、どのような人物で、どのような人格を持っているのか。
そして、どのような人生の役割を担っているのかについて考えていきます。

「目的を達成し、充実した日々を過ごしているとするならば…」という趣旨で書き出します。

どのような人になっているだろう?
どのくらい健康なのだろう?

どのような気持ちですごしているだろう?
どのような考え方をするだろう?

どんな才能や資質を持っているだろう?
どこで、誰と、どのように暮らしているだろう?

どのような仕事をしているだろう?
他の人のためにできるもっとも大切な貢献はなんだろう?

経済的にはどのような状態にあるのだろう?

そして、ある程度書き出せたら、客観的な目で一度読み返してみます。

人生の質を高めるような内容だろうか?
方向性と目的が示されているだろうか?

チャレンジを与えてくれる内容だろうか?
ビジョンや価値観とつながっているか?

理想の自分像を描くで分析した「6つの切り口」が含まれているだろうか?
自分らしい内容だろうか?

読んでみると、現実離れしたものに感じてしまうと思いますが、あまり気にしないで大丈夫です。

「壮大すぎて、綺麗事にしか思えない」
「クサ過ぎてこんなので本当に良いのかな?」
「人に見られたら恥ずかしいから、これは辞めて書き直そう」

このくらい、今の自分にとって抵抗感があるくらいで丁度良いと思います(笑)

この自分自身との約束はクレドと言います。

クレドとは、「信条」「約束」「志」という意味で使われています。

クレドは、その時々の状況や、人生のステージに合わせて変化するものと考えて、簡単な一文だけでも構いませんので作ってみることをオススメします。

 

私の信条・人生観・価値観

参考になるかわかりませんが…
私のクレドはこの様な感じです。

【私のクレド(要約)】

私のミッション(使命)は「誠実な心と愛を持って、人の幸せに寄与すること」である。

このミッションを達成させるために、私は次のことを決心している。

  • 私は人が喜ぶことに努力する。
  • 私は結果を見て判断する。
  • 私は何事にも感謝する。
  • 私は常に学び成長し続ける。
  • 私は恩には恩で報いる。

私のミッションを達成するにあたって、次の役割を優先する。

  • 夫:妻は私にとって最も大切な人である。私たちは共に協力し、慈しみ、支え合って生活していく。
  • 父親:子供がより多くの喜びと生きがいを感じて生きていける様に助ける。
  • 息子/兄弟:支えとなり、愛を示す存在となる。
  • 隣人:すべての人に愛を持って接する。
  • 仕事人:自分の持てるすべてを駆使し、広く社会に必要とされる変化を創り出す媒介となる。
  • 指導者:部下の成功を助ける。
  • 学者:日々、新しい大切な知識・経験を身につける。
私のクレド(人生観・価値観・信条)

 

2013年4月3日に書き改めたものですが、現在もそのまま変更せずに持ち続けています。

折に触れては読み返し、自分との約束が守れているか確認しています。
人生の矯正ギブスの様な感覚です。

人生の目的を知り、価値を感じていることをリスト化し、理想の自分像を描くことでゴールを鮮明にする。

そして、自分自身との約束を交わすことで、価値観つまり、ものごとを評価・判断するときに基準とする指針を持つことができます。

 

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

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