【報告】未来の著者を囲む座談会Vol.1「豊かさとは」

執筆関連

Last Updated on 2020年1月25日

読了時間： 約 4 分

---

2017年秋に発売するビジネス書籍の関連イベントを催しました。

著書のテーマである「豊かに生きること」について意見交換の場が持ちたくて企画しましたが、今回は急な告知にもかかわらず、３名もの方にお集まりいただき貴重なご意見を伺うことができました。

今回の参加者は…

・経営指導員をされている40代男性
・合同会社を立ち上げて共同代表をされている30代男性
・派遣という働き方を自ら選び経験を積まれている40代男性

の３名です。

ディスカッションのテーマは「豊かさとは」です。
人生を「豊かに生きる」ということについて、５つの側面から考えていきました。

1. 感情　　⇒　得たい感情
2. 価値観　⇒　人生の方向性
3. 時間　　⇒　時間の使い方
4. 貢献　　⇒　人・社会とのつながり
5. 経済　　⇒　お金の有無

＜各々の意見＞

• 「価値観」が目標としてあり、目標達成には「時間」と「経済」といった条件が絡んでくる。
  例えば、お金が多ければ時間を短縮することができる。
  「感情」と「貢献」が、目標にたどり着くための原動力となる。
• 「価値観」に沿った活動をする中で、人とのつながりを得て、得たい感情へとつながる。
• 人生に豊かさを求めることに対してイメージがわかない。
  人生はあるだけだし、自分が死ぬときに豊かだったかは考えない。
  「ああ、楽しい人生だったな」と、楽しかったかどうか考えると思う。

＜ディスカッションでの発言＞

• 「時間」「経済」は外的要因なので、要素でしかない。
  お金と時間がいっぱいあること＝豊かさではないと思う。
  人や社会とのつながりが豊かであると、ふと思ったときに嬉しい。
• 豊かさを感じるには自己満足する必要があると感じる。
  自己満足は他人が評価するものではないし、他人に押し付けてはいけないと思う。
  対し、自己評価という言葉はあまり好きではない。
  評価は他人がするものであって、自ら評価すると必ず甘くなる。
• 自分が豊かでないのに、人を豊かにすることはできない。
• 一生懸命に生きているかにつきる。
  １００％やりきったら、充実感を得られるし、豊かさを感じることができる。
• 豊かさを感じるのに、必ずしも大層な条件は必要ではない。
  日常の小さなことでも人は豊かだと感じることができる。
  例えば、自らが抱えていた悩みや小さな不満が解消された瞬間であったり、自分がしたアドバイスで上手くいったと感謝の言葉をいただいたり。
  そんなことでも、その日は豊かだったと感じることができた。
• お金と時間が有り余るほどあったら、ひたすら遊びたい。
  少なくとも働くというオプションから外れた人生を歩む選択肢が得られる。
  人間の欲求としては低次元だけど、このステージの豊かさもあると思う。
  もっと上のステージでは、誰かに認めてもらいたいとか、社会貢献をしたいという豊かさもあると思う。
• 多忙な中での休日はものすごく嬉しいが、ニートの様な生活の中での休日は苦痛でしかない。
  同じできごとでも、与えられている条件で全く意味合いが変わってしまう。

＜もう一つの側面＞

ディスカッションを進める中で、人生を「豊かに生きる」ための新たな側面を見出しました。
それは「経験」という視点です。

例えば、「子供にお菓子を買ってあげたら喜んでくれたから、また買ってあげよう。」という経験足を得るということです。

漠然と時間を費やしてしまうのでは、経験を得ることはできませんし、その費やした時間はただ与えられている1日24時間という時間（外的要因）になってしまいます。

逆に、目的を持って活動をしたり、自己成長のために努力をすることで様々な経験を得ることができます。
こうした時間はただの時間では無く、自分自身で主体的に影響を与えることができる時間（内的要因）になるという考えです。

経験を積んだ人は、傍から見て余裕があり、誰に対しても丁寧な対応ができる人。
ちゃんと話を聞ける人であり、人間（器）が大きいと感じる人であるという意見が出ました。