07.13
大きな視野で俯瞰(ふかん)する
Last Updated on 2020年1月25日
読了時間: 約 4 分
今回は、会社を卒業したことで学んだ、スケジュール管理についてまとめます。
私が手帳の使い方を模索し始めて、早10余年。
今までの手帳との付き合い方が、スケジュール管理において一つの真理であると思い至りました。
その事について少し触れたいと思います。
「これまでの手帳との付き合い」
- 社会人になって直ぐは、メモ帳やメモ用紙が相棒でした。
トラブル対応などの偶発的で緊急性の高い業務に携わっていたため、予定を立てることよりも、出来事の選別と優先度の高い業務の処理をする必要に迫られていたためです。
- フリーター時代の私の相棒は、1日1ページタイプの手帳でした。
バイト仲間や彼女と過ごす時間を中心に、出来事を綴るライフログとして活用していました。
- 再就職をして管理職時代の相棒は、見開き1週間タイプのシステム手帳です。
PDCAサイクルという仕組みを取り入れ、目標達成のためのスケジュール管理をしていました。
- 独立後は、四半期見開きの薄いスケジュール帳を愛用しています。
3ヶ月という範囲でスケジュールを俯瞰し、予定を管理しています。
【メモ帳】
メモ帳では、今やるべきリストを常に更新していくスタイルですので、”今”や”数日”の間の活動を漏らさずに実行できるようになります。
主にチェックリストとして活用するため、計画を立てたりすることには不向きでした。
【1日1ページタイプの手帳】
1日1ページタイプの手帳では、今日と明日のスケジュールが一目で確認できるようになります。
メモ帳と比べると時間軸で行動を管理しやすいため、今日明日といった近視眼的なスケジュールではありますが、計画を立てて活動しやすくなりました。
【1週間見開きタイプの手帳】
1週間見開きタイプの手帳では、今週のスケジュールが一目で確認できるようになります。
そのため、月曜で始まって金曜で終わるという感覚が強い会社員時代は相性がよく、重宝しました。
1日1ページと比べると、1週間単位で予定を調整できるため、効率の良い活動ができたと感じています。
また、マンスリーリフィルと組み合わせたり、別途月間目標を書き出したりする事で、月毎の目標や月次の予定管理と連動させることができます。
月次で経営状況を判断する管理業務などとも相性がよいため、長く愛用しておりました。
【四半期見開きタイプの手帳】
四半期見開きタイプの手帳では、日々の活動は1つか2つ書く事しかできませんし、従来使用してきた手帳のように分単位のスケジュール管理はできません。
しかしながら、このように今までよりも大きな枠で考えることで、より目的・目標にフォーカスしたスケジュール管理ができるようになったと感じております。
また、ゆとりの面においても、1週間単位で時間をやりくりして小さな時間を捻出するより、3ヶ月単位でやりくりして数日単位で時間を捻出する方が、遥かにゆとりのある生活ができています。
このように手帳は、適した使い方が生活環境によって大きく異なります。
今までの経験上、スケジュール管理は、なるべく大きな視野(期間)で捉えることができる環境に身を置くことで、より充実した日々を過ごすことができると感じています。
1日1ページの手帳で生活されている方は、1週間見開きの手帳で生活する環境にシフトさせる。
1週間見開きの手帳で生活されている方は、1ヶ月見開きの手帳で生活する環境にシフトさせる。
1ヶ月見開きの手帳で生活されている方は、3ヶ月・半年・1年と視野を広げていく。
手帳の使い方に正解は無いと思います。
是非、手帳活用の更なる進化にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
岡本 和雄 (著)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。