2020
05.19

お金の教育(小学校入学期) − 小学1年生「収支報告の義務」導入。 【学校では教えてくれないお金の話】

成功への道

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Last Updated on 2020年10月5日

読了時間: 約 5 分


現代社会において、お金は生きていくために必要不可欠なものです。
ですので、人生をより豊かなものにするためにも、基本的なお金の知識とお金との向き合い方を身につけて実践していく必要があります。

次の時代を担う子供たちへ、より豊かで幸せな社会を生きていって欲しいとの思いから、小学校入学期における「子供向けのお金の教育」について、私が娘に実践してきたお金の教育を紹介します。

その中で今回は、小学校1年生時代をピックアップしてお話ししたいと思います。

お金の教育(小学校入学期
小学校1年生「収支報告の義務」導入。

決算発表会

初めての決算発表の準備中(2018年度)

年末には、1年間の収入と支出をまとめて、決算発表の場を設けます。
決算では「入ったお金」と「出ていったお金」を月ごとにまとめて棒グラフにまとめます。

「入ったお金」では、ポイント、おしごと、パパやママ、祖父や祖母、その他の5項目に分けて計上し、「出ていったお金」では、おもちゃ、文房具、お菓子、寄付、その他の5項目に分けて計上しました。

【2018年決算】

入ったお金、32,414円
出ていったお金、28,768円

入ったお金は、月次では「7月」が一番多くて9,125円でした。
項目別では、ドリルや目標達成などで付与される「ポイント」が一番多くて18,427円でした。
出ていったお金は、月次では「12月」が一番多くて10,083円でした。

項目別では、ダントツ「おもちゃ」で27,947円でした。
内訳はポケモンのぬいぐるみとポケモンのゲームソフトでした。
「今年は入ってくるお金を多くして、出ていくお金を減らしたいです!」と、最後に抱負を述べて終わりました(*´ω`*)

余談ですが…自ら考えて張り出したポスターがステキ過ぎてホッコリ❤️

一度にもらえるポイント(=お金)は微々たるものですが、1年間まとめると子供にとってはとても大きな金額になります。

「実は大きなお金を稼いでた!」

ということがわかると、気持ちも高ぶってワクワクした気持ちになりますし、驚きと達成感から、毎日の積み重ねの大切さを感覚で学ぶことができます。

また、何にどのくらいお金を使ったのか知ることは、お金の使い方を考えるキッカケになります。

 

基本的なお金のルールについて

「ポイント制」や「子供との向き合い方」など基本的なところは保育園年長の頃と同様ですが、小学生になってからはお小遣い帳は自分でつけさせるようにしました。

【参照】保育園年長の記事

 

お金の運用で追加した新たなルールは…

  • 収入の1割以上を寄付の貯金箱へ入れる。
  • 収入の1割以上を自分のための貯金箱に入れる。
  • 銀行に預金口座を作り、5000円程度貯まったら銀行へ連れて行って入金する。

の3点です。

一見、小学校に入学したばかりの子供に寄付をさせるというのはちょっとハードルが高い様にも感じられますが、このくらいの年頃になると、他者が助けを必要としていることに対する理解が進むので、習慣を作るにはとても良い時期だと思います。

 

寄付の必要性

寄付は、自分のお金の一部を分け与えるとこで困っている誰かを助けることができます。
自分一人では何もできないかもしれないけれど、寄付をすることで自分にとってもみんなにとっても困っている社会的・環境的な取り組みに参加することができます。

「お魚を助けたい!」

「木を守るにはどうするの」

といった素朴で素直な思いに対して、子供自身が取れるアクション(可能性)の一つが寄付なのです。

子供が社会との繋がりを感じられる取り組みとして、また、自分でも誰かの支えになったり、助けることができるんだという喜びや自信を育むための情操教育として、寄付はとても大切なことだと思っています。

 

貯金の必要性

この時期の子供には、欲しいものを手に入れるために、今欲しがってるお菓子を我慢させることを通じて貯金の大切さを実感してもらうと効果的です。

ポイント制を導入した際に、欲しいものを設定してお小遣い帳をつける習慣を身に付けましたが、2年目は欲しいもののために貯めるお小遣い帳の他に、将来必要な時に使えるお金を蓄える貯金の習慣を身に付けます。

そのための施策として、収入の1割をもらった時に貯金箱に入れるというルールを設けました。

実際にやってみると、何度も何度も貯金箱を開けてはお金を数えたり、「もう一回入れちゃおう♪」とお財布から何度も入れたりと、思った以上にお金が増えることが楽しい様子でした。

 

銀行口座の開設

銀行口座の開設も、子供にとっては目がキラキラする様な出来事です。
普段、通帳は大人が持っていますし、ATMの操作もさせてもらえないでしょう。

この様に子供にとって、銀行にまつわることはとても特別なことなので、自分の通帳が持ててATMなどでも自分で操作させてもらえるということは、凄くワクワクするイベントです。

わが家では、大体5,000円程度貯まったところで銀行に連れていき自分で入金するというルールで運用しています。

通帳は、親子で一緒に話し合って置き場所を決めました。
子供がいつでも手にとってみれるところに(勉強机の上に専用の引き出しを用意して)保管しています。

 

子供なりの基準を養う

買い物などに行った際、子供にお菓子やおもちゃをねだられたりすることがあると思います。
そんな時は「自分のお小遣いを出してでも欲しいのか?」と確認する様にしています。

親からすると「おいおい!」と思ってしまうのですが…
自分のお小遣いで買い物をするとなった瞬間に、欲しがっていたものとの向き合い方が変わります。

商品を手に取ったり、置いてみたり、また手に取ったりと、めちゃくちゃ真剣に悩んだ末に「やっぱやめた!」とかあっさり諦めることも多いです。

「あんなに駄々こねてたのはなんだったの!( ̄▽ ̄;)」

なんてことが、わが家でも何度もありました。

 

子供との向き合い方

前回の記事と重複してしまう部分ではありますが…

子供に教える時に大切なことは、何度も何度も繰り返し教えることです。
特に幼少期は複雑なことを理解できませんので、理屈を説明するのでは無く、子供の感覚を養う様に導いてあげると良いと思います。

「親が喜んでくれた」
「親が褒めてくれた」
「欲しいものが手に入った」

など、子供の努力や行動に対して褒めたり喜んだりしてあげることが大切です。

 

次回は、小学2年生で実践したお金の教育についてご紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。