2020
03.15
お金の教育 - 保育園年長

お金の教育(小学校入学期) − 保育園年長「ポイント制」導入。 【学校では教えてくれないお金の話】

成功への道

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Last Updated on 2020年3月15日

読了時間: 約 5 分


「国語、算数、理科、社会。」
小学校に上がってから社会人になるまでに、とても多くの知識を学びますが、日本の子供教育において1番の悩みはお金に関することではないでしょうか?

私たち親世代も、祖父母の世代も、お金に関する教育をまともに受けずに大人になってしまいました。
そして多くの方が就職活動をして社会人になり、毎月お給料をもらって暮らしています。

老後や病気の不安を感じながら毎月入ってくるお金でやりくりし、節約した一部を貯蓄する。
その様な暮らしの中でコツコツと貯めたお金は十分な蓄えでしょうか?

老後2000万円かかるとか、3000万円かかるとか言われていますが、本当に自分が必要なお金はいくらなのか正確に把握している方はどのくらいいるだろう。

漠然とした不安だけが付きまとい、実際にいくらあれば良いかもわからない。
多くの方にとって一寸先は闇なのだと思います。

 

この記事の主題にあたる記事「人生の豊かさとは何か?(豊かさの意味の考察)」において述べた、お金と人生の豊かさについて下記に転載します。

”お金の有る無し”と”人生の豊かさ”は別の物差しだと私は考えます。
お金は有っても無くてもいい。
豊かに生きることはできると思います。

記事:人生の豊かさとは何か?(豊かさの意味の考察)

 

しかしながら現代社会において、お金は生きていくために必要不可欠なものです。
ですので、人生をより豊かなものにするためにも、基本的なお金の知識とお金との向き合い方を身につけて実践していく必要があります。

次の時代を担う子供たちへ、より豊かで幸せな社会を生きていって欲しいとの思いから、小学校入学期における「子供向けのお金の教育」について、私が娘に実践してきたお金の教育を紹介します。

その中で今回は、保育園の年長時代をピックアップしてお話ししたいと思います。

 

お金の教育(小学校入学期

保育園年長「ポイント制」導入。

娘がお金に興味を持ち始めたタイミングで、お金を稼げるシステム「ポイント制度」を導入しました。

換金レートは、1ポイント1円です。

ポイント対象はご家庭の教育方針によって様々で良いと思いますが、子供にやって欲しい行動に対して付与すると良いと思います。
我が家では、幼児向けのドリルを1枚学習する毎に10ポイントをつけました。

頑張ってポイントを得た時はその場で親が喜んでる姿を見せ、頑張ったことを素直に褒めてあげる様にすると、子供は親が喜ぶことや、褒めてくれたことをもっと頑張る様になります。

ただ、安易にこの様なやり方をすると、子供はポイントを貰えることしかやらなくなってしまうリスクがありますので、ポイント制を導入する際には、適宜、子供にとって1番身近な社会「家族」の一員であることを教える様にします。

我が家では、家族の一員としてお手伝いができないとポイントは貰えないというルールを通じて、人と人が協力し、助け合うという素地があって初めて報酬が得られる仕組みにしました。

 

お金を稼ぐ事を学ぶ。

子供が日々コツコツと貯めたポイントは、月次で精算して現金を支払います。

頑張った行いに対して報酬を得ることは、子供にとって努力することへの大きなモチベーションとなりますし、自分で頑張って得たお金は大切なものと実感することができるので無駄遣いも減ります。

「このお菓子は130円だから…ドリル13枚分か〜。」と、自分の経験から物の価値を測ることができるようになるからです。

しかしまだ幼いので、自分一人では難しいです。
親がきちんと管理をしてあげましょう。

我が家では、精算の度、子供と一緒にお小遣い帳をつけてあげて、お小遣い帳とお財布の中のお金が合っていることを確認し、きちんと帳簿をつけることの大切さを教えました。

お小遣い帳スタート!

お金を稼いでいるのですから、お買い物の際、自分が欲しい物の支払いは基本的に自分でさせましょう。
レジでお金を払わせることで「欲しい物」と「お金」を交換する経験ができます。

我が家では今一番欲しい物!を目標にして、お金を貯めるようにしていました。
お小遣い帳をつけ始めて、最初の目標は「プリコーデドールのキュアホイップ(1,598円税込)」です。

レジで子供が受け取ったレシートは、年末の決算でお小遣い帳と照らし合わせて確認をしますので、お小遣い張や手帳のポケットに挟んで1年間保管させる用にしましょう。

 

お金の本質を教える

まずは、この記事の主題にあたる記事「人生の豊かさとは何か?(豊かさの意味の考察)」において述べたお金の本質について下記に転載します。

お金の本質は、物々交換の間に立ち、数値化した記号として仲介することで潤滑にすること。それにより、お互いが欲していないものであっても、交換できる様になったということ。

記事:人生の豊かさとは何か?(豊かさの意味の考察)

つまり、私は「お金は価値を表した記号」という考え方をしています。
本当の価値は物やサービスにあって、その価値をお金という共通の物差しで見ているという考え方です。

価値は生み出せば生み出すほど、価値を表した記号(お金)も多くなります。
それはつまり、お金を増やす秘訣は「人に喜んでもらえることをすればいい」ということです。

パン屋さんは、パンで喜んでもらっている。
焼きいも屋さんは、いもを美味しく焼いて喜んでもらっている。
スーパーは必要な物を必要な量だけ買えるというサービスで喜んでもらっている。

我が家では、この様な考え方を前提に、日常生活の中で子供たちに「なぜ?」という問いかけをしながら、一緒に悩んで、一緒に考える様にしています。

 

子供との向き合い方

子供に教える時に大切なことは、何度も何度も繰り返し教えることです。
特に幼少期は複雑なことを理解できませんので、理屈を説明するのでは無く、子供の感覚を養う様に導いてあげると良いと思います。

「親が喜んでくれた」
「親が褒めてくれた」
「欲しいものが手に入った」

など、子供の努力や行動に対して褒めたり喜んだりしてあげることが大切です。

 

次回は、小学1年生で実践したお金の教育についてご紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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